ある日、ねこの「ゆきちゃん」が散歩していると、空から雪が降ってきました。
「あ ゆき
わたしと おなじ なまえ
なんでかな」
不思議に思ったゆきちゃんは、動物たちにこう尋ねて回ります。
「わたし ゆきちゃん
ゆきと おなじ なまえなの
なんでか しってる?」
ふわっとしてるから。
きれいだから。
もようが似ているから。
自分自身と「ゆき」との共通点を見つけて、ゆきちゃんはうれしくなります。
自然の中に自らの美しさを見出した時の感動。
雪が降った時の、わけもなくうれしいあの気持ち。
ゆきちゃんと動物たちの喜びを、躍動感たっぷりに描いた作品です。
ぜひご覧ください。
会期中は『ゆきのゆきちゃん』サイン本、グッズ、きくちちき特製版画(シート)を販売いたします。
きくちちき『ゆきのゆきちゃん』原画展
2024年12/17(火) ~2025年 1/30(木)
11:00 ~ 19:00(最終日のみ17時まで)
長崎書店ギャラリー
入場無料
きくちちき プロフィール
1975年北海道生まれ。絵本作家。2012年『しろねこくろねこ』(Gakken)、『やまねこのおはなし』(作・どいかや/イースト・プレス)でデビュー。絵本作品に『ぼくだよぼくだよ』(理論社)、『いちにのさん』(えほんやるすばんばんするかいしゃ)、『みんなうまれる』(アリス館)、『みんな』(WAVE出版)、『こうまくん』(大日本図書)、『ゆき』(ほるぷ出版)、『ぱーおーぽのうた』(佼成出版社)、『パパのぼり』『パパおふろ』(文溪堂)、『とらのことらこ』(小学館)、『でんしゃくるかな?』(福音館書店)、『おひさまわらった』(フレーベル館)、『いろいろかえる』(偕成社)、『しろとくろ』『くろ』(講談社)、『もみじのてがみ』『ともだちのいろ』『さくらのふね』(小峰書店)など多数。『しろねこくろねこ』が2013年ブラチスラバ世界絵本原画展(BIB)にて金のりんご賞を、『もみじのてがみ』が2019年の同展において金牌を受賞。『しろとくろ』が2020年産経児童出版文化賞フジテレビ賞を受賞。
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